何気ない日常をどう過ごすかで、驚くほどその後の状況が変わっていく【前編】生き方を見つめ直す

自分を調える

こんにちは、なおこです。ご覧いただきありがとうございます。

私の夫はギャンブル依存症で、私は共依存症です。

そんな私は、自分で自分のことを共依存だと認めてから、人生が大きく変わりました。

ただ、変わったと言っても私は私のままなので、以前の私の思考などもふと頭によぎるし、否定的な感情によって身体がビクッと反応したり、心がとらわれそうになったり…、そういったことは今でも普通にあります。

今回は、私がどのように変わったのかというのを、先日起きた日常のささいな出来事の一場面で、「以前のどっぷり共依存だった私」と「今の私」とで、捉え方とその後の展開を比べています。

共依存から脱け出して感じる、健康と穏やかさ

私が共依存から脱け出して(完全に共依存でなくなることはないと思っていますが)、感情の起伏も少なくなり、否定的なことに囚われてしまうような頻度や時間は圧倒的に減りました。

そのおかげで無気力状態から脱し、肩こりが軽くなったり、歯の食いしばりも減ったり、爪も丈夫になったり、この冬は肌の乾燥もほとんどしなかったり…、
といろんなところに良い影響が出ています。

今までどれだけ否定的なことや他人にエネルギーを費やし、栄養素を使ってきてしまったのかということがよくわかりますよね。

心と身体は密接につながっているんだなぁと、本当につくづく実感しています。

そしてここ数年、自分の穏やかさを初めて感じながら生きることができています

今までは穏やかな人を演じていました。ただ、演じていることが私にとって当たり前になっていて、自分でも無意識におこなっていました。

友達や家族に嫌われないようにとか、男性に好きになってもらうためとか、お客さまに気に入られるためとか…。本来の自分の穏やかさではなく、偽りの穏やかさだったのです。

 

共依存は自分で意識しないと改善しない

人に依存することって、目に見えるものではないから、自分でも他人からもはっきりとわからないところがちょっと厄介です。

ギャンブル依存症だったらギャンブルしたということ、アルコール依存症だったらアルコールを飲んだということ、そういう現実があることで、やめられていないというのがわかります。

共依存は、そのような誰から見てもわかるような、線引きみたいなものがないんですよね。

だから、自分で意識して気づいていくようにしていないと、あっという間に以前の自分の思考パターンに戻って、感情に囚われ、反芻し、共依存的質を発揮してしまうことになってしまいます。

だから私も自分で自分のことを変わったとは思うけど、「変わった私ってすごいでしょ」って自慢なんてできないんですね。

自慢というのは他者との比較の上に成り立つものなので、自分軸で生きられるようになったことで、そういう気持ちも自然と湧きにくくなったということでもあります。

ただ、「よくここまで向き合ってきたね」って誰と比較するでもなく、自分のやってきたことを認める気持ちはとても大切だと思っていて、私も自分に対して「よくやってきたよね」って、なんだか仲間に対して思うような気持ちを持っています。

本来の謙虚さというものはこういうものだったんだ、私って素晴らしい人じゃなかったんだ、とようやくわかるようになりました。

 

日々の小さな出来事への捉え方から現実と未来は変わっていく

今の夫との関係性は、いろんな固定観念を手放したこともあって、だいぶ楽なものになりましたが、それでもやっぱり日常で起こる出来事はそれほど変わりありません。

ただ、起こる出来事に対して、自分がどういう捉え方をしてどういう選択(言動)をするのか、ということが変わりました。

そして、その選択が変わったことで、その後の状況も大きくガラッと変わりました

日常レベルでの出来事から、生き方、感じ方など、いろんなことが変わったのですが、今回は、先日の私の日常の出来事を元に、どのように違いがあるのかを話していきます。

この時の些細な出来事とは

「ホットケーキを焼きながら食べていたときに、夫が小麦粉のどろどろしたものがついているおたまを床に落とした」という、本当に日常で起こりがちな普通の出来事です。

こういった些細な、どうでもいいような出来事にどう対応していくかで、その後が別人かと思うくらいに違ってきます。

些細な出来事に対しても愛を向けていくことが大切だと言われますが、その意味を本当に痛感します。

それでは、『以前の私だったら…』バージョンと、『今の私は…』バージョンの違いをどうぞご覧ください。(『今の私は…』のバージョンは、【後編】になります)

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以前の私だったら Ver.

私:「もう、何やってんのー。最悪なんだけどー。よりによってこんなどろどろしたやつをさぁ…。ほんとに勘弁してよ!!ちゃんときれいに掃除してよね!!」とイライラしながら夫に言う。
夫:私に言われ、仕方なく掃除をする。
私:頭の中で、「なんでいつもこの人、こういうことをやらかすのかな…」と思いながら、ぶすっとした表情で「はぁ~…」と嫌味な溜め息を吐き出す(本当にブサイク…)。
夫のせいでせっかくの楽しいおやつの時間が台無しにされた感覚になり、美味しいホットケーキも美味しくなくなった、というような嫌な空気を流す。
私のこれらの対応は、夫にダメなやつというレッテルと罪悪感を植え付け、私は夫より偉い立場を手に入れた気分になり、支配と従属の関係性ができあがる。
2人の空気は冷たく、最悪なものになる。
夫:私に対して、うるさいなーと思いつつも、「また怒らせてしまった。あー、オレ何やってんだろ…」
と、自己嫌悪と私へのストレスを溜めていく。

私:そして後日、また似たようなことが起こると、私は今回の話を持ち出す。

「そういえばこの間もホットケーキのおたま落としたよね。あれほんと嫌だったんだけど…。もっと気をつけてよね…」
と、その時に感じたイライラの感覚と感情をリアルに思い出していく。

感情に囚われやすい人は、否定的な体験時の感覚や感情を頭の中で反芻してしまいます。
それは、脳の中では実際に体験しているのと同じように扱われしてしまうので、たった一度の体験のはずが、何十回も体験したことになります。
結果、ストレスがどんどん溜めこまれていく循環が起こってしまいます。

その度に、夫にまた罪悪感を植え付け、支配関係が強くなっていく。

私は、「夫がまた何かをしでかすんじゃないか」と冷めた目で見張るようになる。

夫:夫のストレスも増大していき、私から逃げたくなっていく。
(夫が家に帰って来なくなったり、ギャンブルや借金の依存になるなど)
以前の私からしたら…
〇 私のストレスが溜まっているのは当然、夫のせいになっている。
〇 夫が良くないことをしたから、私がイライラさせられていると思っている。
〇 夫のストレスは夫自身のせいで、私は悪くないという状況になっている。

 

YouTube 動画

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YouTube版:「何気ない日常をどう過ごすかで、未来は変わる【後編】」はこちら

ひとまず、こちらのページを最後までご覧いただき、ありがとうございました。

HPの続き、【後編】『今の私は…』バージョンはこちらです。
前編と同じことが起きたとき、今の私がとった言動やその後についてと、どうやって変わっていったのかという方法などについても書いていきます。

 

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