こんにちは、なおこです。ご覧いただきありがとうございます。
「自分を愛する方法【前編】」の続きとなります。
前編では、「自己否定をしている自分に気づいていくこと」を主にお伝えしました。
後編では、「自分を受け入れる方法」についてお伝えしていきます。
自分を愛する方法 ②自己受容する
「自己否定をするのはやめよう」となったとき、以前の私だったら、「もっと我慢して犠牲的になる」「もっとグチを言って他者否定をする」という感じになっていたと思います。
でも、それでは自己否定はやめられても、自分を愛することにはつながりません。
たとえば、こんな感じになります。
■気づく「また食べ過ぎちゃた。なにやってんだろ私…。…あ、私、自己否定してる」
→受け入れる「私は食べ過ぎたんだね」「自己否定したくなる自分もいるよね」
→向き合う「でも、私はなんで食べすぎちゃったのかな?」
→理解する「最近いそがしかったからストレス溜まってたんだな」
→改善する「早めに寝て自分を労わろう」「アロマを焚いてリラックスしよう」
「向き合い、理解する」「改善する」は、受け入れられるようになったら自然とできるようになってくるところでもあると思います。
こうやって、他人のことを観るように自分の内側の変化に気づき、そこで「あー、また私、自己否定してるよ…」と自己否定を重ねず、まるまる受け入れます。
実際には、自己否定をやめるというより、自己否定を重ねることをやめて、怒りを自分の中に増やさないということになります。
自己否定する自分がいてもOKなのです。
ありのままを受容する。「事実+自己否定」のセットにしない
自己否定は、「食べ過ぎちゃった。もうやだ私」「できなかった。そういう自分嫌い」って、「できなかったという事実+自己否定」で成り立っています。
否定をくっつけていくと、「そういえば、前もこういうときにできなかったし…、あのときも、このときも…。本当に私ってできない人なんだな」って過去を掘り返し、どこまでもできない自分を探し出して否定し続けてしまうことにもなります。
そして、「きっと自分はこれからもダメなんだろうな…」、と未来の自分もできない自分にしてしまいがちです。
過去でも未来でもなく、今ここの自分を生きていきましょう。
できないことがあって当然なので、それもありのままに受け入れてみましょう。
自分がダメな人間であることに利点を感じている
「生きるのが苦しいけど、どうしても自己否定がやめられない…」というあなたは、「自分がダメな人間であることに利点を感じてしまっている」かもしれません。
などです。
こういうことって、ほとんど小さい頃のことが大人になっても影響していて、基本的に無意識でやってしまうことが多いんですね。
インナーチャイルドが癒されていないということでもあります。
私は例にあげた3つとも当てはまるので、自分が自分を不幸にしていたという事実に気づいたときは愕然としました。
自分の良くないところもすべてを受容する大切さ
自分を受け入れるというと、「自分の好きなところ、良いところに目を向けていく」というやり方がよく言われると思います。
私もそれに倣って、以前は良いところだけに意識を向けがちでした。
良いところだけだと自分の一部しか受け入れないということになります。
だから、最初のうちはこのやり方で効果を感じたと思っても、良い変化は続かず一時的なもので終わってしまっていたのです。
自分の良いところ、ほめられたところだけを見たいという気持ちはよくわかります。
でも、自分の中には「アイツむかつく」「あの人がいなければ私はもっと認められるのに」「この人にはいい顔しておこう」とか、嫉妬などの腹黒い部分があるわけです。
良い部分も悪い部分もあるのが普通だから、悪い部分があることがいけないことではないのです。
怒ってる自分もいるよね、そういう自分もいるよね、って認められるようになると、肩の荷がおりたように心も身体も軽く感じられるようになってきます。
本当に自分のことを愛する、受容するということは、善も悪も自分のすべてを受け入れるということです。
受容できるようになると他者否定もしなくなる
多くの人が、他者否定をすることはしたくないしされたくない、そして、そういう話を聞きたくもないと思います。
でもつい、自分が苦しみを感じてくると、「あいつのせいだ」「あの人がこうしなければ…」といつの間にか思考が他者否定に囚われているんですよね。
だけど、自分を受容できるようになれば、自然と他者否定もしなくなるのです。
たとえば今までは、嫌なことをする人がいてムカついたら、「何あの人、ムカつくんだけど」と怒りの感情に囚われ、自分がイヤな気持ちになっているのはすべてあの人のせいということになっていました。
でも、そのときに受容できていれば、「あ、あの人がこうやったこと、私もやってるな。そうしてしまった気持ち私にもわかるな」って、思えるようになるんですね。
人に対して嫌だなと思うことって、基本的に自分の中にもその感覚があるから、それを鏡のように見せられることで嫌な印象を受けるんですね。
自分が抑圧しておきたい、見たくない部分を見させられているから、反応が起こるのです。
そういうことがわかってくると、あえて他者否定をしてはいけないと強制しなくても、自然と他者否定も減ってくるというわけです。
YouTube 動画、まとめ
動画でもこの内容を公開していますので、よかったらご覧くださいね。
YouTube版:自分を愛する方法【前編】はこちら
HP版:自分を愛する方法【前編】はこちら
自己否定に気づいて受容するだけでも心が軽くなれるし、そうすると心の余裕もできてくるので、いろんなことが自然と改善の方向に進んでいくと思います。
「自分を愛さなければいけない」という思い込みがかえって苦しみや反発を生むことになるので、手放していきたいですね。
自分の内側の変化もありのままに観て、「これが私なんだ」とありのままに受け入れていく。
そうすることが自分を愛する方法であり、結果的に周りも愛することにつながると思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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