こんにちは、なおこです。ご覧いただきありがとうございます。
私は最近、息を吸うときに苦しさを感じていることに気づきました。でも実は、中学生頃からこの感覚はあったのですが、気にしないようにやり過ごしてきたのです。
私は中学生の頃から数回、過換気症候群(過呼吸)になったことがあるので、その軽めの症状が今でもたびたびクセで出てしまうのかなと思います。
そこで、私なりに呼吸がラクにできる方法を発見したので(そんな大げさなことではありませんが…)、とても簡単で道具もお金もかかりませんので、よかったら試しにやってみてください。
呼吸とは
まず最初に、呼吸の話を簡単にしておきたいと思います。
呼吸は体外から酸素を取り入れる「吸気(吸う息)」によってエネルギーが生まれ、代謝活動ができ、それによって生まれた老廃物、二酸化炭素を体外へ排出する「呼気(吐く息)」の繰り返しが無意識におこなわれています。
呼吸をすることで横隔膜が動き、それに伴って内側の筋肉や臓器も動くので、きちんとした呼吸をしているだけで身体の健康維持にとても大きな役割を果たしています。
また、自律神経をコントロールできる唯一の方法が呼吸です。精神的な不調には必ず自律神経が関わっていますから、呼吸に意識を向けることは想像以上に大事なことになります。
過換気症候群(過呼吸)
過換気症候群についても簡単に説明しておきます。
不安や緊張などによって激しい呼吸を繰り返し、酸素を吸いすぎてしまい、体内の二酸化炭素の濃度が減少しすぎることによって、血液がアルカリ性に偏ってしまうことで起こります。
私の場合、最後まで吐ききれないのに、それでも吸って…を繰り返してしまう感じです。
もし、症状が出てきた時には…
呼吸が激しくなると混乱しがちですが、これは精神的な影響で起こるので、状況に囚われず冷静になれたら落ち着いてきます。安心することが大事です。
呼吸を観察してみる
呼吸は大事と言われるけれど、無意識におこなわれているので意識をしてこなかった方もいるかもしれません。
1日に数分でもいいので自分の呼吸を観察してみると、「ストレスが溜まってるな」「あご周りに力が入ってるな」など心身の状態がわかるようになってきて、精神的にも安定してきます。
瞑想やマインドフルネスは、まず呼吸に意識を向けます。呼吸に意識を向けると頭の中の思考に意識が向きにくくなるので、「今ここ」を生きていることにもなります。
私は普段、お腹をあまり使わないような浅い呼吸をしていることが多いですが、朝起きて窓を開けたとき、ヨガ、瞑想をするとき、眠りにつくとき、不安や怒りの感情を感じたときなどに呼吸に意識を向けるようにしています。
ちなみに溜め息は、自分の良くない感情を吐く息とともに出して循環を促すことになるので、溜め息をついたことで否定的にならなくてOKです。
むしろ、ため息をきっかけにさらに呼吸に意識を向けて、内側の空気を新鮮なものに入れ替えてしまいましょう。
苦しい呼吸を観察してみた
私が苦しさを感じる呼吸を観察してみると、息を吸うときに外からも吸っているんだけど、自分の体内からも吸い上げているような感覚と胸部の苦しさがありました。実際には外からしか吸っていないかもしれませんが、そういう感覚があるのです。
ということは、吸気が身体の中に入っていこうとするのを吸い上げる空気(感覚)が邪魔していることになり、せっかく吸った酸素が体内に行き渡らず、代謝もおこなわれにくくなっているということになります。
そして吐く息は、外にも吐き出しているんだけど、体内にも吐いている感覚がありました。ということは、老廃物の排出がうまくおこなわれず、体内に戻してしまっているということになります。
吸うときに外→内、吐くときに内→外 が普通ですが私の感覚の場合、これに加えて、
吸うときに内→内、吐くときに内→内 もあるので、身体が混乱していると思います。
この循環だと、きれいな新鮮な空気がたくさん入らず、内から吸い上げて内へ排出してしまっているので、老廃物が出ていきにくく換気ができていないですよね。
実際、私は代謝が悪く、以前はニキビ肌で今も顔に瘢痕があるし、冷え性で疲れやすかったり、頭痛や風邪をひきやすいといった人生を送ってきました。
精神面から観ても、他者から認めてもらえないと自己価値を感じられない承認欲求の塊でしたし、ネガティブなことを何度も思い出しては否定的感情に浸ってしまう反芻(はんすう)思考もよくしていました。
私の呼吸、いかにも反芻思考になりそうな呼吸ですよね…。
呼吸法について
私が苦しいなと思う呼吸をしたときに発見した(大げさですね)、苦しくない呼吸法です。多くの人で試したわけではないので、効果がなかったらごめんなさい。
この呼吸法だと、すんなり呼吸を受け入れられる、ゆるされてる、私はそんな感じがします。
独特な表現でわかりにくいかもしれません…。とにかく外に出して外から自然と入ってくるという呼吸を意識してください。
1日数回、ヨガや瞑想の導入時、お風呂に入る時、寝る前などに数分だけでもやってみてください。呼吸のペースや強弱はいつも通りか、リラックスするように少しゆっくり目がおすすめです。今までの呼吸のペースを否定しないようにしてほしいです。
呼吸法には、色やイメージを使ったものもあります。慣れてきたら組み合わせてやってみると、より精神面で落ち着くかなと思います。アロマテラピーを使うのもとってもおすすめです。
呼吸が苦しい原因はインナーチャイルド?!
こういうことがなぜ私の身体で起きていたのか…ということを自分なりに考察してみました。
まず最初に思ったのが、私は自分が安心して呼吸することができなかったんだ、ということです。
きっと私と同じように、呼吸することが苦しかったと気づいた人は、心も身体もくつろげるような安心感や愛情の中で過ごしてこなかったんじゃないかなと思います。
私の親は過干渉で、とくに父親は支配的でよく怒鳴っていました。私はいつも父親が帰ってくるのがわかると、2階の部屋に行って寝たふりをしていました。必ず見に来るので、寝たふりだとバレないように親が1階に戻るまでの間、息をひそめながら毎日過ごしていました。
そういったトラウマ的な感情、体感覚って、40年前のことでも消えてないんですよね。自分の中に今でも傷ついたままの当時の子供時代の自分がいるのです。こういうのがインナーチャイルドが癒されていない状態です。
小さい頃の親の影響ってとてつもなく大きくて、親に嫌われるということは死を意味するというのが幼いながらにわかるのです。だから親に嫌われることにものすごい抵抗があったり、嫌われるようなことをしていても相反するものすごい罪悪感を感じ続けていたりします。
そういった囚われから脱し、インナーチャイルドを癒していくには、過去を否定したり、自分や親を否定するでもなく、そして余計な考えや感情を付け加えず、ただただ、自分にこういうった癒されていない部分があるんだとありのままに認めることが大切です。
こういったことに気づいていくと、抱えていた虚しさや孤独感などが小さくなり、自分の中に安心感が生まれてきます。本当の安心感は誰かが与えてくれるものではなく、インナーチャイルドを癒すことで自分の中に見出せるのです。
そうすると、呼吸ももっと楽になってくるはずです。
あとがき
この内容を動画にもしています。よかったらご覧ください。
呼吸って私たちが生きている間、必ずおこなっていることですから、その呼吸がスムーズにできないというのは、やはりきっと心の奥底になにか消化しきれない思い、悲しみ、怒りというものがとどまっているんじゃないかなと私は思います。
そして、自律神経と密接なつながりがありますから、その消化しきれないネガティブな感情は解消しにくい状態にもなってしまっているでしょう。
そういったものもスムーズな呼吸をすることで精神を安定させ、また、吐く息とともに意識的にネガティブな感情も外へ出し、外から新鮮な空気を吸って新鮮なものに入れ替えていきましょう。
呼吸さえスムーズにできれば、ほかの健康法や美容法なんて、まったく必要ないのかもしれないんじゃないかと思います。
私のやり方があなたにも合えばいいのですが、あなたの身体のことはあなたが一番わかるはずです。興味を持たれたのであれば、私のを参考にしつつ、あなたの身体と相談しながら自分にピッタリのやり方を見つけ出してほしいなと思います。
常に新しくきれいで美しい空の気と循環している自分でありたいですね。
コメント